執着と依存
依存はしたくないが、執着は別であると思っている。
「Aなしでは生きていけない」なんて、まるで私がAによって生かされているみたいじゃないか。不確定要因に左右されながら不安な感情を抱えて生きるなんて私は耐えられない。
ただし私は執着心は強いと思う。何かに嵌まれば一日中それをしていることは苦ではないし、美味いなと思ったものは毎日でも食べられる。就活生の頃は毎日学食でオクラととろろのネバネバ蕎麦食べてた。おいしいよねあれ。
ただ、それに固執することで新しいことに手を出す機会を失うのはなかなか勿体ないことだなとも思う。
私の胃は限られたキャパシティしかないし、私の腕は二本しかないし、私は私しかいないのだ。
機会損失という言葉がある。売り手側の事情で物を売れずに売上が減ってしまい損失になってしまう。
美味いものを食うにしろ、仕事や勉強をするにしろ、遊ぶにしろ、恋愛するにしろ、今生きている20代はもうあっという間に過ぎ去ってしまうのだ。若い私の機会はざりざりと粗っぽいヤスリで削られていく。
損失として跳ねてくるのは後悔だ。
後悔しない選択を、私はしているのだろうか。